hidekazu imamura

2020年4月9日3 分

第十話 和の音 - blog essay -変わる「心」と変わらぬ「個性」

最終更新: 2020年4月13日

この度、新型コロナウイルスでお亡くなりになられた世界中の方々へ、
 
ご冥福をお祈り申し上げます。尚生活が困窮になられている方々にも、
 
これを機に新しい発見と素晴らしい出会いがあり、
 
幸せな瞬間が訪れていることを心からお祈りいたします。
 


 
ー 心は変わる ー
 

 
私たちの「心」はころころ変わる。
 
流行りのファッション、話題の健康食品、
 
人気のある住宅仕様、メディアで取り上げている情報。
 
9年前の震災を思い出す。
 
海岸地域とその住民の声、原発事故による放射能の課題。
 
あんなに流れていた情報が無くなる。
 
その住民の声と、人類が作った「核」を綴った情報はどこへ行ったのだろう。
 
その「心」はどこへ行ったのだろう。
 

 

 
戦争が始まったらまた「心」は変わるのだろう。
 
「戦争反対」とも言えなくなる「心」が生まれ、子供たちを戦場に送ることを誇りに思う「心」が宿ってくる。
 
当時はそうだったのか?戦争の体験のない現代の殆どの日本人には想像できないが。
 
その悲惨な、悲しい「心」はどこへ?
 
その「心」は届いたのだろうか。
 

 
人は皆繋がりたい。繋がりたい「心」は都合で良し悪しを模索して、損得を模索して変わっていく。
 

 

 
ー 個性は変わらない ー
 

 
完全なるものに歪みが生じる。その歪みが命の誕生であって、そして「個性」と云われている。
 
皆それぞれ唯一無二の、その人だけの命の「個性」がある。
 
ある方は出産してからの3才、6才~9才までが顕著に個性が出来上がると云うが、
 
既にお腹の中で命が宿った時にはもう「個性」がある。
 
整体創始者、野口晴哉氏曰く、特にその個性は腰椎に現われていると。
 

 
今回のウイルスを例にとっても、
 
①マスクを付けていないと非難されそうだから付けよう
 
②本当に怖いから付ける
 
③付けなさい、と云われたから付ける
 
④うつらないし、うつさないから大丈夫
 
⑥過信している人
 
⑦過敏になっている人
 

 
皆違っていて、つまり感覚が違う。
 

 
皆それぞれ命の個性があり、腰椎1~5番目のそれぞれに特徴がみられ、
 
性格や感覚、身体の癖、心の癖、すなわち体癖が観えてくる。
 

 
「my favorite things」はいい曲だ、と互いに話していても聴いてる音(感覚)は違う。「ここの塩ラーメン美味しいね」と食べた時、お互いその感じている味は違う。
 
「個性」はみな違っていて当然だ。
 
「個性」は良し悪し損得一切なし。正直に坦々とその人の命を全うするもので、
 
しかもお互いを相補しながら既に繋がっている。
 

 

 
変わらない「個性」はその人の役割を成し遂げる宿命。
 
変わる「心」は人ともの、森羅万象と繋がりたがる運命。
 

 

 
私も「心」は変わる。
 
その一方で変わらない「個性」によってやらなければならない役割を坦々と行い大切にしたい。個性に正直であって、直感的に好きと感じたことを好きと云い、
 
愛している人を愛していると云いたい。
 

 
「心」と「個性」の調和、自分(自分というのはないのだけど)と周り全てとの調和はいつもパーフェクト。
 

 
暗く悲しい情報も出来事も、
 
心の底辺の既に在る宇宙意識では、必ずや愉しく元氣に輝く現象の兆しだと思えてならない。今までの既存の「心」を手放し、ウイルスと、世界と共存する繋ぐ「心」は
 
新しい時代が来ていることなのかもしれない。
 

 
こう感じるのも私の「心」か、「個性」か。
 

 

 

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