第十七話 和ノ音 - blog essay - 今宵、ホタル現る 暮らし編

最終更新: 7月15日






毎年6月下旬から7月中旬ころまで、カズハーモニーの沢の辺りにホタルが現れる。

20代前半の頃、よく青麻神社に湧き水を汲みに行っていた。

その水で飯を炊き、お湯を沸かし、味噌汁を吸う・・・。


あぁ~、水のきれいな処にすみたいな、と思っていたものです。

ホタルの出る処に住みたいなぁ~、と思っていたものです。


ここ相川にはいくつかの支流があり、後大関川となり最終は北上川に合流する。

大関川の伏流水は相川の下流域で水道水として汲み上げられ、

この地域に住む人々を支えている。


カズハーモニー内にも支流があり、名前は「鍋石沢」。

昔、鬼がここの石を鍋にして煮炊きして料理していた、と云われている。


誰しもこの相川に来た方は、穏やかなこの美しい沢を見て絶賛されるが、 昨年の台風19号の時、大雨の時のこの沢は

「鬼」の様。荒れ狂う「鬼」。


否、穏やかな沢の状態が通常だと、

勝手な心を固定していたかもしれない。


今年のホタルは現れるのが遅かった。

夜雨の降る日も多い上気温も低かったからなのか。

今宵は雨も止んでいて、現るる時だったのだろう。


木洩れる月夜の光は、時折ホタルと錯覚してしまい目を奪われる。


もう一度ホタルの光を凝視してみよう。


ホタルの光が音を奏でている様

ホタルの光るそのリズムはどこか懐かしく

そのリズムと己の鼓動を交える


何かと繋がる感


本当は「既に在る」その感覚


忘れてはいけない感覚。

この感覚を大事に繋ぎ直したいと思っている。


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