第二十話 和ノ音-blog essay- 滝と合い、手放す。神奈川県足柄上郡「夕日の滝」滝行合宿



その日私は、金太郎が産湯に使ったと云われる名瀑「夕日の滝」を目指し、

久しぶりの遠出をした。


この夏滝行に関心が湧き、毎年開催している氣道協会(私が稽古を受けた整体道場)主催の合宿を機に初めて滝行に参加した。

小田急線から新松田駅で下車し、御殿場線山北駅までの景色は、

先ほどまでの慌ただしい都会の空間とは一変、

木々、川が視界に入りこみ、見慣れた感覚に肌が馴染み心も喜んだ。



滝行歴36年、滝行指導歴29年、神官、僧侶、修験道教師でもある

長谷川氏を中心とした先達の方々に、氣を結ばれながらの行はとても素晴らしかった。

是非初めての方にはおすすめの環境だろう。


滝行での留意点を予めDVDとCDで確認し、

集合した合宿所では、その再確認、

臍下の一点への氣合い、声-言霊-出し、組になり上頸の確認、邪気呼出法、

生氣吸入法、自動運動、瞑想、

エアでイメージ瞑想しながらの滝行。



そしていよいよ「夕日の滝」本番へ。


滝と先達の方へ一礼した後、


滝と合う。


ある者は自動運動、自動発声する。

ある者は臍下の一点に何度も氣合いを入れる。

ある者は泣く。


滝に打たれ


打たれていることをも手放す


石が落ちてくるやもしれぬ恐怖を手放す


愉しい 気持ちいい 痛みも伴う振動への感情をも手放す


自ら自身を手放す


滝行は古来より心をクリーニングする行、

神道で特に禊-魂のクリーニング-の中で最も効果が高いと云われる様。


10年前2度ほど夜の五十鈴川での禊を経験したが、なるほど!

滝の禊の後の爽快さ、軽さは格別だ。


一回の滝行で日常生活で行う半年分の禊ができるらしい。



山での水によるクリーニング法。


我々の身体も七割が水、

今もあの水の波動が穏やかに廻っているようだ。



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